ハンス・アルプ、ルイーズ・ブルジョワ、エドゥアルド・チリーダ、ナウム・ガボ、バーバラ・ヘップワース、ヘンリー・ムーア、野口勇、ホルヘ・オテイサ
石は現代彫刻の発展に大きな役割を担ってきました。
20世紀初めには多くの彫刻家達が仲介を通すことなく再び自分で石を彫るようになっていました。粘土や石膏でモデルを作って熟練の技術者達が最終的な作品を仕上げる代わりに、抽象的なインスピレーションを受け、新たにモダンな姿勢で自らの作品を彫り始めたのです。
《石の芸術》展はペネロペ・カーチスが企画監督を務めています。彼女は美術史家であり、ロンドンのテート・ブリテン美術館とカルースト・グルベンキアン美術館の元館長で、公私を問わず様々なコレクションから80点以上の作品を厳選して集めました。
それらの作品はラ・ペドレラの愛称で知られるカサ・ミラの石の構造を活かしながらこのアントニ・ガウディの創った建築内部に飾られており、先駆者の世代の後期の彫刻です。同展はハンス・アルプ、ルイーズ・ブルジョワ、エドゥアルド・チリーダ、ナウム・ガボ、バーバラ・ヘップワース、ヘンリー・ムーア、野口勇、ホルヘ・オテイサという19世紀末から20世紀初めに生まれた8人の歴史的彫刻家達の作品を集めており、彼らはその芸術的軌跡やそれに並行した新たな表現の探求、それらの融合からコンテンポラリー作家と言われます。
ラ・ペドレラと対話しているようなそれらの抽象的な作品群やアグライア・コンラッドがカッラーラの採石場で撮った写真に加え、補足的なセクションで次の世代を刺激したモダン彫刻の《開拓者達》を見ることができます。チャビエー・コルベロ、スティーブン・コックス、ルチアーノ・ファブロ、バリー・フラナガン、クリスティーナ・イグレシアス、アニッシュ・カプーア、エットーレ・スパレッティとアリソン・ワイルディングです。また石が新たな形で創造のインスピレーションを得ていることがうかがえます。
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