クリスティーナ・イグレシアス (Cristina Iglesias)

ラ・ペドレラにおけるクリスティーナ・イグレシアス展は、現代彫刻において最も重要なアーティストの一人の作品を紹介する、バルセロナ初の大規模個展です。

料金
一般チケット
€14
割引チケット
65歳以上の方、学生、及び障がいのある方(障がい等級33%以上)
€12
無料入場
12歳未満の子ども、専門団体の会員(ACCA、AICA、AECA、AMC、ICOM、ICOMOS)、障がいのある方(障がい等級65%以上)および認定付き添い者。
€0

展覧会について

カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)では、「Cristina Iglesias. パサヘス(Passatges)」を開催しています。本展は、バルセロナで開催される初の大規模なクリスティーナ・イグレシアス個展であり、現代彫刻を代表する最も重要なアーティストの一人による貴重な作品群を紹介します。展覧会では、2002年から現在までに制作された約40点の作品が集められ、ガウディ建築の流動的な空間と、イグレシアスの彫刻世界における閉じた/開かれた構造の間を動きの連続としてたどる没入型の旅が体験できます。

クリスティーナ・イグレシアスのインスタレーション作品は、内部を歩き抜け、身体的に体験するために設計されています。来場者は作品の中に足を踏み入れ、迷宮のような形状に包まれ、その質量、有機的な質感、変化する視点を感じ取ることができます。展示空間は、常に変化し続ける風景となり、彫刻は五感を通して体験されます。

単なる展覧会ではなく、「Pasajes(パサヘス)」そのものがひとつの総合的な作品です。自然・建築・彫刻を独自の方法で融合させてきた作家の生命観と芸術的想像力に触れる、貴重な機会となります。

キュレーション:ジェームズ・リングウッド(James Lingwood)

この特別な体験は、2026年1月25日まで、カタルーニャ・ラ・ペドレラ財団にてご覧いただけます。お問い合わせ:cultura@fcatalunyalapedrera.com

展示ではカタルーニャ語、スペイン語、英語による音声ガイドをご利用いただけます。QRコードからダウンロード可能で、イヤホンのご持参をおすすめします。


展覧会には何が含まれていますか?

ガウディは室内と屋外をつなげたいと考えました。大型のガラス板がなかった当時、不規則な形を組み合わせて格子状の構造をつくり、下部には破損の恐れが大きい小さな保護ガラスを、上部にはより大きく明るいガラスを配しました。構造は格子であり扉でもあり、中央は車両の通行に、左右は居住者の出入りに開きます。


階段

主階へはグラシア通り側の玄関ホールの階段から上がります。ここはミラー=セヒモン家の祝宴に用いられた入口でした。見上げると、天井と右側の壁に壁画が広がり、実在の柱と描かれた柱が支える「浮遊する階段」の錯覚を生む描かれた庭が現れます。左手には石の柱と鍛鉄の手すりがあり、ねじれた鉄帯が動きと優雅さを添えます.


主階

貴賓階(主階)はミラ=セヒモン夫妻の住居でした。現在はFundació Catalunya La Pedreraの展示ホールとして使用されており、オープンプランの構造や石柱(一部には刻印あり)、そしてかつて部屋を飾っていた装飾天井など、ガウディのオリジナル要素を発見することができます。


展覧会

本展の作品は、ラ・ペドレラの貴賓階(主階)の空間に合わせて厳選されており、作品がガウディの建築と特別な対話を生み出すように構成されています。クリスティナ・イグレシアスの作品を体感し、同時に彼女の芸術的想像世界を理解することができる、唯一無二の体験です。


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